Ankiカードの作成効率化のためのショートカット集です。下記のリンクからDLできます。
ショートカット集
ショートカット名 | 説明 | iCloud Link |
OCR→AI |
元データ(カメラでテキスト認識表示したテキスト、メモアプリのメモ、画像、PDF)から英語とその日本語訳の対訳テーブルを作成することができます。別途、AIアプリのインストールが必要です。 |
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連続スクショ |
iPhoneやiPadでKindle本のページやアプリ画面のスクショを連続して撮るためのショートカットです。効率よくスクショを撮ることができます。 |
設定
OCR→AI
メモアプリ
メモアプリに「Shortcut」というフォルダを作成してください。
また、PCでiCloud(https://www.icloud.com)にログインし、PCでメモアプリを使用できるようにしておいてください。
注意点
OCR→AI
ショートカットはこれからも改善していくと思いますが、現時点で下記の注意点があります。解決したものは消していく予定です。
- HTMLファイルは解析対象外です。
ちょっと工夫が必要なのでいつか対応したいと思います。 - AIへのリクエストとレスポンスには文字数(トークン数)の制限があります。
そのため、リクエストでエラーになったり、レスポンスが途中で切れてしまうことがあります。(AIの仕様)
対処法としては、リクエストの場合はテーブル作成を依頼するテキストを減らす、レスポンスの場合はAIアプリで「続けて」などと再度依頼するなど対応が必要です。 - AIで作成するテーブルは毎回異なります。(AIの仕様)
同じファイルやテキストでテーブル作成を依頼しても、微妙に異なる内容でテーブルが作成されます。
望みのテーブルにならなかった場合、再度実行したり、許容範囲であれば後から編集するとしてそのまま進めてください。 - メモからショートカットを実行しても、同じ内容のメモが「Shortcut」フォルダ下に作成されます。
現時点ではショートカットの仕様なので、無視してください。 - 「Shortcut」フォルダ下のメモは定期的に削除してください。
今のところ自動的に消す機能はありません。(というよりも自動的に消す機能は今のところつける予定なしです。)
不要になったメモ(テキスト化したもの)は自分で削除してください。 - iPhone/iPadのテキスト認識表示(OCR)はかなり精度が高いですが、万能ではありません。
AIで作成したテーブルの中身は必ず確認してください。 - 「テキスト→AI」の部分のループ化実装の予定ありません。
Tips
OCR→AI
- ChatGPT(GPT-3.5)よりBing AIチャットの方が優秀です。
ChatGPTも使えますが、Bing AIチャットの方がおすすめです。もし、ChatGPT(GPT-4)を使う場合は、ショートカット内の「Ask ChatGPT」にあるオプションでChatGPTのバージョンを変更してください。
- Bing AIチャットの会話のスタイルは「より厳密に」を選択しておくことをおすすめします。
- テキスト認識表示(OCR)結果のメモで、大雑把に不要な部分を削除したりちょこっと整形すると、AIに送れるリクエストのテキスト量が増え、作成するテーブルの精度も上がります。大量(本1冊まるごとなど)のAnkiカードを作成する場合には、是非メモの編集を検討してください。
- 画像ファイルやPDFファイルもテキスト認識表示(OCR)でテキストを抽出できるので、画像ファイルやPDFファイルに変換したKindle本にも使えます。(と言っても、Kindle本を開いてカメラで読み取ってもいいのですが)
- ショートカットで、AIにテーブル作成を依頼するテキスト(テキスト認識表示(OCR)結果)はすべて「Shortcut」フォルダ下のメモに生成されます。ショートカットで「AIで処理しますか?」と聞かれた時に、キャンセルすると、テキスト認識表示(OCR)の結果だけを取得することができます。このメモを大量に作成→まとめて編集→AIへ処理という流れも効率化という点ではおすすめです。
- テキストの取り込みはiPhone/iPadがよいですが、編集操作はPCで行う方が効率的です。
メモアプリをiCloudで同期させておけば、テキスト認識表示(OCR)結果のメモをPCで編集できるのでオススメです。
(このメモをiPhone/iPadのショートカットに送るのではなく、PCで直接ChatGPTやBing AIチャットでテーブル作成するとさらに効率的です。) - ショートカットからAIに『「テキスト認識表示(OCR)結果のテキスト」の中でフルセンテンスで英語と日本語が対応してる部分だけをテーブル形式で抜き出してください。』というAIへの質問(依頼)文のテンプレートがあります。この部分を独自の質問に変更することで、今回の用途以外でも使用できます。
- 短期間に大量の質問(依頼)をAIに渡すと一時的に使えなくなるので注意してください。