変数
- 変数の実体はコンピュータのメモリにある区画
- 変数に値を入れると実際にはメモリに値が書き込まれる
変数宣言
変数の名前
- 名前として使える文字や数字の並びのことを識別子という
- 通常はアルファベット、数字、アンダースコア「_」、ドル記号「$」などを組み合わせる
- ひらがなや漢字も使えるが推奨されない
| 慣習やルール |
補足 |
| 禁止されている単語は使用禁止 |
※予約語：abstract, assert, boolean, break, byte, case, catch, char, class, const, continue, default, do, double, else, enum, extends, final, finally, float, for, if, goto, implements, import, instanceof, int, interface, long, native, new, package, private, protected, public, return, short, static, strictfp, super, switch, synchronized, this, throw, throws, transient, try, void, volatile, while など
※true, false, null は予約語ではないが使えない |
| 既に使用している変数名は使用禁止 |
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| 大文字・小文字・全角・半角の違いは区別される |
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| 小文字で始まるわかりやすい名前（名詞形）を付けるのが望ましい |
※複数の単語をつなげて変数名とする場合、２つ目以降の先頭の単語は大文字にする |
データ型
- データ型（または型）はプログラムで扱うことができるデータの種類のこと
とりあえず下記の９つを覚えておく
| 分類 |
型名 |
格納するデータ |
| 整数 |
long |
大きな整数 |
| int |
普通の整数 |
| short |
小さな整数 |
| byte |
さらに小さな整数 |
| 小数 |
double |
普通の小数 |
| float |
少し曖昧でもよい小数 |
| 真偽値 |
boolean |
trueかfalse |
| 文字 |
char |
１つの文字 |
| 文字列 |
String |
文字の並び |
整数の型
| 型 |
消費メモリ |
格納可能な整数 |
| long |
8バイト |
±約900京 |
| int |
4バイト |
±約21億 |
| short |
2バイト |
±約3.2万 |
| byte |
1バイト |
±約128 |
long jpPeople = 120000000L;
int id = 123456;
short playerNo = 18;
byte type = 2;
小数の型
- コンピュータの内部では小数を「浮動小数点」という形式で管理している（浮動小数点型）
- doubleの方がfloatより多くのメモリを消費するが、より厳密な計算を行える
- 特別な事情がない限りdouble型を使用する
- ただし、浮動小数点方式は「真に厳密な計算ができない」ため、お金などの誤差が許されない計算にdoubleやfloatを使ってはいけない
double height = 123.4;
float temperature = 15.6F;
真偽値の型
- 二者択一の情報を格納するための型
- 肯定的情報はtrue、否定的情報はfalse
boolean isHappy = true;
boolean isFinished = false;
文字・文字列の型
- char型は全角・半角を問わず「１文字」を格納できる型
- String型は文字列（０文字以上の文字の集まり）を格納できる型
char sky = '空';
String name = "山田太郎";
変数の初期化
- 変数宣言と同時に値を代入すること
- 型 変数名 = 代入するデータ;
int age; // 変数宣言
age = 20; // ageに「20」を代入
int age = 20; // 変数宣言と代入を１行で行う（変数の初期化）
変数の上書き
- 既に値が入っている変数に代入すると、新しい値に内容が書き換わる
int age = 20;
System.out.println("age = " + age); // age = 20
age = 100;
System.out.println("age = " + age); // age = 100
定数
- final付きで宣言された変数を定数という
- 宣言と同時に代入された初期値が書き換わることはない
- 定数の宣言方法
final 型 定数名 = 初期値;
※定数名にはすべて大文字を用いることが一般的
final double TAX = 1.1;
int bookPrice = 1500;
System.out.println("本の税込価格：" + bookPrice * TAX + "円");
